十二運星について
- 藤林 丈晴
- 2022年9月4日
- 読了時間: 4分
更新日:2022年9月22日
こんばんは
四柱推命鑑定師の藤林です。
今日は、十二運星の話をします。
ここでは、十二運星の個々の星ではなく、
十二運星ではどのようなことがわかるかを説明します。
十二運星の個々の星については、別の記事でお話しさせていただきます。
【十二運星とは】
十二運星は、「胎・養・長生・沐浴・冠帯・建禄・帝旺・衰・病・死・墓・絶」という文字で表されます。
十二運星は、運勢の強弱、盛衰を人の一生や成長過程にたとえて表現しています。
人間が“胎”児として母体に宿り、
この世に生まれて赤ちゃんは“養”われ、
“長生”きを望まれて幼少期を過ごします。
裸になって“沐浴”することは多感な思春期を表し、
成人の儀式をして“冠を帯び”、
“建禄”つまり結婚して一家を構えます。
仕事に励んで人生の頂点“帝旺”を迎えた後、
体は“衰”え、
“病”気にかかり、
やがて“死”を迎えて
“墓”に入ります。
“絶”は霊魂となった状態を表しています。
十二運星はエネルギー値も表し、
胎:3
養:6
長生:9
沐浴:7
冠帯:10
建禄:11
帝旺:12
衰:8
病:4
死:2
墓:5
絶:1
となります。
冠帯・建禄・帝旺はエネルギー値が高く、“身強の星”と言われます。
胎・死・絶はエネルギー値が低く、“身弱の星”と言われます。
養から病までは、「現世」ですので、生きている今を大事にしますし、
死から絶は、「後世」ですので、自分の生きた証を残したい、つまり精神性を大事にします。
エネルギー値が高いから良い、低いから悪いということではございません。
一般的には命式の月柱に身強が1つ、年柱と日柱に身強以外があればバランスのとれた運勢となります。
身強の星が2つの人は自分を出しすぎ、3つの人は自分のことしか考えなくなる傾向があります。
また、
エネルギー値が高い人は、ゼネラリスト・実業家・晩婚
エネルギー値が低い人は、スペシャリスト・芸術家・研究者・職人・早婚
になる傾向があります。
全ての十二運星には、以下のように対になる裏星がございます。
胎:3 ↔ 帝旺:12
養:6 ↔ 衰:8
長生:9 ↔ 病:4
沐浴:7 ↔ 死:2
冠帯:10 ↔ 墓:5
建禄:11 ↔ 絶:1
例えば、胎の人が対になっている星(帝旺)の振る舞いをすると、その星(帝旺)の運勢エネルギーの運気になります。
これを陽転といます。
逆に、帝旺の人が対になっている星(胎)の振る舞いをすると、その星(胎)の運勢エネルギーの運気になります。
これを陰転といます。
実は、昔流行りました動物占いは、この四柱推命の十二運星が基になっております。
胎 → 狼
養 → こじか
長生 → 猿
沐浴 → チーター
冠帯 → くろひょう
建禄 → ライオン
帝旺 → 虎
衰 → たぬき
病 → 子熊守
死 → ゾウ
墓 → ひつじ
絶 → ペガサス
漢字で書いた動物は損得重視、で左脳系
ひらがなで書いた動物は人間関係重視(情がある)
カタカナで書いた動物は感覚重視、右脳系
となります。
ここまで説明したものをまとめた表を作成しましたので、ご覧ください。

十二運星の出し方ですが、
これは十干と十二支の組み合わせで決まります。
組み合わせはこちらの通りです。

命式表の日柱、月柱、年柱の十二運星の出し方は、
日柱の十干と、日柱・月柱・年柱のそれぞれの十二支の組み合わせをみます。
例えば、2022年9月4日は
日柱:月柱:年柱=庚申:戊申:壬寅ですので、
日柱の十二運星は庚+申=建禄
月柱の十二運星は庚+申=建禄
年柱の十二運星は庚+寅=絶
となります。

年柱の十二運は若い時の運勢と社会とのかかわり方
月柱の十二運は青年期・壮年期の運勢と物事の取り組み方
日柱の十二運は一生の運勢と生き方
を表します。
このブログの投稿日の2022年9月4日を例に命式表を出しましたが、
本当にこの日に生まれた人は、
比肩+建禄が日柱と月柱の2つもあるので、経営者を目指すことをおすすめします。
サラリーマンは向きません。
たとえサラリーマンになっても、兼業で事業を起こした方が本人も本人の周囲の人も楽でしょう。
このように、通変星と十二運星の組み合わせがどうなているかも、鑑定をするうえではポイントとなります。
相性についてになりますが、
同じ十二運星を持つ人同士がカップルや夫婦になりやすい傾向もあります。
同じ十二運星を持つ人同士は、
居心地がいい、
雰囲気が似ている
考え方が似ている
金銭感覚が近い
行動範囲が同規模
となりますから、カップルや夫婦になりやすいのも納得です。
以上で、十二運星についてのお話を終わりにします。
ご自身の命式を知りたい人は、
LINE@で生年月日を送信いただければ、
鑑定書(1枚版)を無料で送らせていただきます。
次回以降は、順番にそれぞれの十二運星についてお話しします。
一番最初は、命のスタートとも言え、母体の体内に生命が宿る「胎児」を意味する胎からお話ししたいと思います。
楽しみにしていてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
Comentarios