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傷官の特徴

こんばんは

四柱推命鑑定師の藤林です。


今日は通変星の傷官についてお話しします。


通変星についてはこちらで説明しておりますので、参照下さい。

傷官は通変星の5つのグループ(自立星・游星・財星・官星・印星)のうちの遊星の1つです。

遊星は、楽しい事を企画したり、生活に遊びを取り入れることが自然とできる。芸術面での才能があり、表現力も豊富な星になります。


そんな遊星の1つである傷官は、典型的なアーティストタイプです。


傷官を主星に持つ人は、繊細で感受性豊かで、感じたことや見聞きした事を表現する力があります。ナイーブでもあるので、傷つけられると攻撃に転じます。


同じ遊星である食神と同様、感じたことは吐き出さずにはいられませんが、ストレートであっけらかんとしている食神と違い、どこか毒のある物言いになりがちです。


毒舌な人がいたら、傷官を持っている人だと考えて良いでしょう。


ロマンチストで理想を追いますが、それと相容れない現実への思いが反抗や怒り、鋭い言葉や表現になります。


反抗期の10代のようなもので、急に親や教師に反抗的になったり、自分の住む社会を否定的に捉えたり、文学や音楽にのめり込んだりします。


傷官は官位を傷つけるという意味から来ているので、社会の体制にそのまま吞み込まれるのは良しとしません。


人を傷つける事を言いがちではありますが、


他人が自分をどう思っているかにはとても敏感で、自分が批判や否定をされるとひどく傷ついたりしやすいので、


周りの反応に一喜一憂しやすい傾向があります。


皮肉を言ったり、批判をしたり、プロパガンダ的な作品で表現するなどして、パフォーマンスに昇華していくことが、この星の人の生き方の基本です。


現実への反抗や怒りを、文章や美術、音楽など芸術的な方面・分野で表現し、そうした分野にエネルギーを注ぎ発散することで、人との摩擦も少なくなります。


創造的な才能に恵まれていますので、思い切り自分を表現する生き方をするのも1つの道でしょう。


職業的イメージとしては、作家や画家や音楽家などの芸術関係、芸能界でいえば演技派の俳優や、辛口コメンテーター、評論家などです。


あと、傷官美人と言うように、傷官がある女性は美人が多いです。


表現者、毒舌、寂しがり屋、繊細、感情の起伏が激しい、ロマンチスト、美意識が高い

といったあたりが、傷官のキーワードでしょう。


恋愛は言うまでもなく、外見重視でしょう。

ルックスや立ち振る舞いも、「白馬の王子様」「憧れのマドンナ」の条件を満たしている相手に限ります。


傷官の特徴は以上になりますが、実際に有名人を上げてみたいと思います!!


主星が傷官の有名人は、綾瀬はるかさん。


綾瀬はるかさんの命式を見てみましょう!

命式の月柱の蔵干通変星を主星や中心星といいますが、

ご覧のとおり、主星に傷官がありますね。


綾瀬はるかさんは、女優としての演技力、表現力、美的センス、美貌はやはり傷官があるのは納得ですが、毒舌というイメージはあまりないでしょう。


これは、主星の真上に正官、他に偏官がありますので、社会や組織とはどういうものかという感覚がインプットされているので、理解力が働き、直球の発言は控えていると考えられます。


幼少期は分かりませんが、社会や組織についての感覚が養われるまでは、発言が直球過ぎて人間関係の構築には苦労があったかもしれませんね。


以上で、傷官のお話を終わりにします。


自分がどの通変星を持っているか、その通変星がどの位置にあるのか、是非確認してみてください。


LINE@で生年月日を送信いただければ、

鑑定書(1枚版)を無料で送らせていただきます。

次回は人脈や金脈を表す財星の一つ、「偏財」についてお話しします。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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