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通変星について

更新日:2022年9月2日

こんばんは

四柱推命鑑定師の藤林です。


今日は通変星についてお話しします。

通変星は、鑑定書の赤枠で囲った部分に書いてあります。


通変星は、その人の性格や特徴、能力、適性、人との関わりなどを判断する上で、

四柱推命においては最も大切な星です。


通変星は、大きく5つのグループに分けることができます。


その5つとは、


自立星、遊星、財星、官星、印星の5つ


自立星は、比肩と劫財の2つ

自立心を表し、他人に依存することなく、自分が信じた道を突き進む強い精神性を意味します。


遊星は、食神と傷官の2つ

遊び心を表し、楽しいことを企画したり、生活に遊びを取り入れることが自然とでき、芸術面での才能があったり、表現力も豊富です。


財星は、偏財と正財の2つ

人脈や金脈を表し、さりげない気配りができて誰とでも仲良くなれる。サービス精神が旺盛でコミュニケーション能力も高く人を動かせる才能があります。


官星は、偏官と正官の2つ

行動力を表し、頭で考えるより行動で結果を出します。スポーツの星でもありスポーツ選手に多い星です。


印星は偏印と印綬の2つ

知性を表し、様々な分野の知識が豊富で、何かを学ぶことに喜びを感じ、頭の回転も速く、物事を論理的に捉えることが上手です。


自立星、遊星、財星、官星、印星の5つすべてを持っていれば5徳となりますが、5徳となる人はほとんどいません。5徳の人は、何でも自分でできてしまい、もちろん社会でも活躍できる人です。

5徳ではなくても、3徳というのがあります。

それは、印星、官星、財星の3つを持った人です。

なぜ3徳かと申しますと、

まずは豊富な知識を身に付けてから(「印星」)、行動して地位を確立し(「官星」)、お客様に理解され、人気が出るということでお金が生まれる(「財星」)、そしてまた学ぶという循環を回し続けることが社会で活躍していくための秘訣だからです。

そういう流れを確立することを意識し、足りない部分は後天的に自ら補う気持ちが大切です。

後天的に努力することで弱点や欠点を克服することができます。


通変星は、以下のように、A,B,C,D,Eの5か所のどの位置にどの通変星がくるかによっても、表れ方や、表れる強さが変わります。

それぞれ、

A 10% 親や目上の人に見せる性格

B 10% 社会や友人に見せる性格

C 20% 子供や目下の人に見せる性格

D 30% 中心星・主星 本人の本質的な性格

E 30% パートナーや家庭内で見せる性格

となります。


自分がどの通変星を持っているか、その通変星がどの位置にあるのか、是非確認してみてください。

せっかく読んでいただいてますので、LINE@で生年月日を送信いただければ、鑑定書を送らせていただきます。


この通変星は、十干の組み合わせで表すことができます。

四柱推命の基本となる「甲子」から「癸亥」までの60干支が、年、月、日ごとに巡っていることは以下のブログでお話ししましたが、それらを自分の鑑定書の日干と比較することで、その年、その月、その日に自分にはどの通変星が巡ってきているのかもわかります。

年で巡る通変星で流年運というものを診ることもできます。

一覧表を作りましたので、ご覧下さい。


僕の日干は壬辰ですから、

2022年は壬寅の年なので、通変星は比肩

2022年6月は丙午の月なので、通変星は偏財

2022年6月30日は甲辰の日なので、通変星は食神

という通変星が巡ってきていることがわかります。

それぞれ、通変星に合った過ごし方をし、意識をすることで行動の選択をしたり、日取りを合わせたりもします。


このように、四柱推命は「占って終わり」や「当たっているかどうか」というものの見方ではなく、日々の過ごし方や、自分や大切な人の人生のために活用するツールとして使うことが大切になります。


次回以降は、10個の通変星の特徴について、1つずつお話ししていこうと思います。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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